Gの話

 

おはようございます!

 

肌寒い日も過ぎ去り、暖かい陽気が続くようになりましたね!

 

さっそくですが、先日僕のInstagramのストーリーで「ゴキブリに関する質問」を受け付けたところ、想像以上のリアクションがあったので今日は少しGの話をしたいと思います。

 

「いや、そんなリアクション無かっただろ」とか言わなくていい。思ったよりきたからいいの。

 

一部引用部分がございますがご了承ください。

 

 

まず、ゴキブリがどういった生物なのか説明したほうが良さそうですね。

 

ゴキブリは足が6本で頭部、胸部、腹部に分かれている節足動物、つまり昆虫

 

その中でも不完全変態(さなぎの経過を経ず、幼虫から成虫になる)昆虫の一群で、「ゴキブリ目」を形成する。

 

系統的にはカマキリに近く、最近の研究ではシロアリもゴキブリのなかに完全に含まれることが分かっている。

 

大部分のゴキブリは森林に住んでいて、家屋性のゴキブリと良く似たのもいるが、人間とは関わりのない生活を送っている。

 

森林に住むゴキブリには朽ち木や落ち葉を食べて土に戻すものも多く、森林生態系において非常に重要な役割を担っている。

 

特に熱帯の森においてゴキブリは重要な存在で、もしゴキブリがいなくなったら、森は倒木に溢れ、落ち葉はうず高く積もり、森は更新させず、あっというまに死の世界になってしまう。

 

ゴキブリは世界中で3500〜4000種が知られ、日本のゴキブリは54種+7亜種である。(2014)

 

そのうち日本で屋内に入り込めるゴキブリはほんの数種である。

 

さらに地域によってゴキブリの種類も異なる。本州中部の一般家庭では、全体が黒い感じで大型の種類のクロゴキブリやヤマトゴキブリがいる。

 

一方、沖縄以南では全体が赤褐色の大型種のワモンゴキブリなどがいる。

 

また一年を通して暖かい環境である、ビルや飲食店、工場にはチャバネゴキブリが住んでいたりする。

 

このようにゴキブリは地域や生活環境によって様々な種類がいる。

 

海外には、テントウムシに擬態したテントウゴキブリや背中に?マークがあるハテナゴキブリとかめちゃくちゃ綺麗なケンランゴキブリなどがいる。

 

私たち関東住みの家で目撃するゴキブリはクロゴキブリ一種でほぼ間違いないと思う。チャバネゴキブリはクロゴキブリより寒さに弱く一般家庭では越冬できないから住みつかない。

 

家屋性のゴキブリ自体が寒さに弱いため北海道の家にはゴキブリがいなかったが、近年都市化の影響で定着してきているらしい。

 

と、まあ、色々参考文献から引っ張ってきたけど、みんなが気になるのはそこじゃないよね(笑)

 

えーと、じゃあどこなんだ?って聞かれるとわからないけど(笑)

 

とりあえず「ゴキブリ雑学」的な感じの方がいい気がしてきた(笑)

 

だからそっち方面でいきます!

 

まず、「ゴキブリって潰すと卵(白いもの)出すから潰さない方がいい」って言う人いるけど、卵は出さない!

 

ゴキブリの卵ってカプセルっていうか、ケースみたいになってて、卵鞘(らんしょう)って言うんだけど、そのケースの中に10〜20個くらいの卵が入ってるの!

 

じゃあ潰して出てくる白いものはなんだ?って話だよね。答えは脂肪体です。

 

ゴキブリの生命力の源です。

 

ゴキブリは他の昆虫に比べて脂肪体が多くて、餌とか水がなくても数日間生きれるのはこの脂肪体からエネルギーを得ているかららしい!

 

ゴキブリにとって水分は本当に必要なもので、家の水回りによく出没するのはその為。

 

逆に言うと、水回りを綺麗にすればゴキブリの発生や、定着を抑えることができるっていうこと。

 

あとは食べカスだったりそういったものを綺麗にすること!

 

「ゴキブリがたくさん出る家の住人は、自身の好きな環境がゴキブリと同じというだけ」って誰かが言ってた。

 

ちなみにクロゴキブリなどの大型種は水無しで1ヶ月くらいは生き延びます。

 

恐ろしい生命力。

 

あ、あとホウ酸ダンゴは結構有効らしい。

なんでか知らんけど。

 

ゴキブリが好きな環境は狭くて暗い場所で水が近くにある場所だから、そういう場所を狙ってホウ酸ダンゴを設置するべし。

 

あとゴキブリが襲ってくるんじゃないかって思ってる人もいると思うけど、それはない。ゴキブリは逃げることで精一杯。

 

ゴキブリと鉢合わせて1番びっくりしてるのはゴキブリの方だよ(笑)

 

そう思うとゴキブリって可愛い。

 

いや、別にゴキブリが好きなわけじゃないよ?ただ、嫌いでもない。今は。

 

昔はもちろん嫌いだった。

 

でも他の昆虫は全然いけるんだよね。

ゴキブリに近い種類のカマキリは触れるのになんでゴキブリは触れないんだろうか。とか思ってたし。

 

で、自分の中で納得した結論がレスポンデント条件づけ。

 

心理学勉強してる人ならわかると思うけど、要するに恐怖症みたいなものだね。

 

小さい頃から家でゴキブリが出るたびに母が慌てふためいて新聞紙とゴキジェット持って大騒ぎになるでしょ?

 

あれでゴキブリは怖いものだって刷り込まれたんだね。

 

何が怖いって、いきなり「うわっ!」って声出されたら誰でもビクってなるよね。

 

これは先天的なもので、人間って大きい音を不快に感じる無条件刺激っていうものがあるんだって。

 

ゴキブリが出る→大きい声→無条件刺激→ゴキブリ恐怖症 っていう流れ。

あれだよ、授業で大きい声で怒鳴る先生嫌いでしょ?

そんでその教科苦手になるでしょ?それと同じ。

 

(つまり日頃から「ギャーギャービービー」イキってうるさいやつ無条件刺激だから静かにしろ。)

 

もし、ゴキブリ恐怖症が後天的に作られたものだとしたら無条件刺激を減らしていけば恐怖症は克服できるんじゃないかなって考えたわけ。

 

まず、ゴキブリに関する知識を入れて、それを家族で共有。するとゴキブリの固定概念はほぼ払拭されて、ゴキブリが出てきてもあまり騒がなくなった。

 

心理療法の一つである暴露法といって、苦手なものを意識的に知ることでそのものを克服するという方法。

 

結果、僕はほぼ克服しました。

 

素手で触れるくらいに。

 

父と兄は触れはしないけど特に騒ぐことはなくなった。

 

問題の母は鉢合わせるとまだ少し声が出てしまう。ただゴキブリの写真を見てもなんとも言わなくなった。

 

我が家では新聞紙もゴキジェットも使わない。必要なのは僕の手。

 

だいぶ内容端折ったけど、心理学の授業のレポートでこういった内容で書いたら評価「秀」だった(笑)

 

レスポンデント条件づけがよく分からない人はGoogle先生で「パブロフの犬」って検索した方がわかりやすいかな?

 

まあ何が言いたいかって、ゴキブリ嫌いは克服できるってこと。

 

「別に克服したくねーよ。でもゴキブリは出てくんな」っていう人は徹底的に家を掃除することをオススメするよ。

 

なんか不快害虫なんて言われちゃってるけど、それって人間基準だよね?

 

僕、害◯っていう呼び方好きじゃないんだよね。害虫にしても害獣にしても、人間基準で考えてる呼び方が好きじゃない。

 

ゴキブリだって好きで君達の前に現れてるわけじゃないんだし、ゴキブリだってゴキブリさんの都合があるわけで。

 

害虫なんて呼ばれる筋合いはない。

ゴキブリからしたら私達人間が害人だって話。

 

あ、えっと、好きになれって言ってるわけじゃなくて、嫌いなら嫌いなりに対処法を調べて出てこないようにしなさいよ。って話。

 

ゴキブリと同じ環境に住みながらお前は出てけ、絶滅しろなんて人間様は都合が良すぎる。

 

出くわさないように努力もしないで毛嫌いしてる人はYouTubeのコメント欄に手当たり次第アンチしてる小学生と同じになっちゃうよ。

 

そうはならないでほしい。

まずは知るところから。

 

なんか最後説教臭くなってごめんなさいね(笑)

 

実はお前ゴキブリだろって思った方もいるレベルでゴキブリの肩持ったね(笑)

 

まだまだゴキブリについて話たいことあったけど今回はこの辺で!

 

ちなみに虫苦手な女性の方、一家に一人僕がいるとすごく便利ですよ。はい。

 

 

それから最後に告知があります!

 

僕、YouTube始めます!!

 

正確には「僕たち」だね。

 

僕ともう一人昆虫展企画してる子の二人でやります!

 

チャンネル名はテトラノーム[自然と共生する場所]」です!!

 

以後お見知り置きを!

 

また詳細は次回の記事にでも書こうかなと思ってます!

 

 

それでは!今回も最後まで読んでくれたあなたが大好きです!

 

ありがとう!

 

またね〜〜

 

『「昆虫」特別展』図録(Gの部屋) 

 北隆館 『衛生害虫ゴキブリの研究』   一部参照

 

 

hsk202.hateblo.jp