速すぎるインターネットがもたらすもの
おはようございます。YouTubeでよく見るルーティン動画で朝起きる所から撮ってるのが多いと思うんですけど、あれ一回起きてカメラセットして、寝起きのフリをするの結構シュールだなぁと思うはっさくです。
今日は一日中撮影をしておりまして、
YouTubeで「昆虫隊長を名乗る男の1日の流れ」みたいなやつをやろうと思って、撮影しています。
近日公開するのでその日までお待ち下さい。
さて、これは結構前のブログの冒頭の挨拶で言った「『お風呂はどこから洗う?』という質問の最適解は『浴槽から』だと思っているはっさくです。(『頭から!』って答えたら『は?』ってなるよね?) がやっぱり引っかかってしまって。
いや、でも、わかるんですよ。
「小せえなぁ〜」とか「伝わればいいだろ」ってすごくわかるし、どうでもいいんですけど、
よく見るんですよ。インスタで。
「いや、風呂に頭なんてねーだろ」とか、「お前風呂なん?」とかめちゃくちゃ思うし、少し考えればというか、読めば分かると思うんですよ。
「お風呂はどこから洗う?」
「体はどこから洗う?」
主語が全く違う。単語しか見えてない。「お風呂」「洗う」で判断してる。文脈とか文法ガン無視。
でもそういう人って一定数いるらしくて、「単語脳」っていうんだったっけな。文を読まないで単語だけで判断しちゃうみたいな。
とは言え、この程度の短文なんか、冷静に読まなくたって、一回読めばわかるような文脈もわからないって、もはや読んでなくて。
これもう本当にSNSとかインターネットの悪い所だなぁと思うんですけど、速すぎる。
インターネットの普及でコミュニケーションの壁がほぼ無くなって、どこでもいつでも誰でもすぐにコミュニケーションが取れる。これ自体は凄い事だし、テクノロジーの発展は凄いんだけど。
一方で、速いが故に、雑。
もう少しゆっくり読めばわかるし、SNS上の言葉が雑に扱われすぎていて、
本来であれば逆で、
オフラインのコミュニケーションは相手の視線や表情、声のトーン、仕草などで言語以上に伝わるものがあって、こっちが本来雑になるはずで、
一方、オンラインのコミュニケーションは相手の視線や表情はもちろん、テキストだけでは声のトーンも無ければ仕草なんてわかるわけがない。
つまり、より慎重に相手が伝えたい事を思考しなくてはいけないのに、何故か、オンライン(SNSやインターネット)上の言語は雑に扱われている。
顔が見えないからこそ、そこまで気を使わなくて、思考しないで、返している事が多いと思うのですが、逆で、むしろ顔が見えないからこそ、どんな短い文章でも、真意を捉えるために一回思考する時間を取った方がいい。
速いのはいいんだけど、もう少し考えよう。読もう。
ワンテンポ置いてからのレスポンスも大事だと思うよ。
「お風呂を頭から洗う」ことに疑問を感じていないくらい、思考しないクセがついているのは危険なので僕も気をつけたいと思います。
それでは!また明日!
追記:『遅いインターネット』っていう本の題名をつけた宇野常寛さんが秀逸だなぁと思いました。
[生き物飼育]アゲハチョウの羽化シーンを捉えた!(提供今井智也様)