釈然としないこの空気はなんなんだろう
おはようございます。先言っておきたいのが、今回の記事は捉え方によっては不快に思う方がいるかもしれません。できるだけ言葉を選んで執筆しますが、僕の感情のアウトプットなので一個人の気持ちのモヤモヤを前提とし、その中で自分事として捉えられる面があれは幸いです。
さて、もう言うまでもないと思いますが、「誹謗中傷」の件についてです。
いくつか、モヤモヤする点があります。
まず1つ目。
言い方が合っているかわかりませんが、こうして具体的に著名人の死者が出ないと言えない雰囲気みたいなものの恐怖感。
著名人が連鎖するように声を上げていましたが、そうならないと声を上げ難い雰囲気のようなものや、「今だからこそ届くかな」みたいな空気も正直怖いです。それって、結局今だけの話で、数ヶ月、数週間、いや数日経ったら届かなくなる気がしました。
今はその声届くけど、数日経ったら忘れるみたいな雰囲気。それが怖い。
2つ目、「誹謗中傷した人」を「誹謗中傷する」という負の連鎖。
誹謗中傷した人に対して、「お前らのせいだ」「殺人者」などと、誹謗中傷の声を上げる事の恐怖感。気持ちはすごくわかります。最初に誹謗中傷した人が100%悪いのはわかります。でも、それ結局同じことじゃん。
今回の問題は「著名人への誹謗中傷」ではなく、「人への誹謗中傷」ですよね。もちろん著名人の方が飛んでくる石は多いのはわかりますし、多いほどダメージが蓄積することもわかります。
難しいですよね。著名人も「人」、誹謗中傷した人も「人」。
「誹謗中傷した人を誹謗中傷する」こと自体が今回の問題を解決させるとは思えないし、なにより「言葉の重さ」の認識の甘さが問題の本質なんでしょ?
それが分かってたら「誹謗中傷した人を誹謗中傷する」なんてできないと思う。結局、また同じ事を繰り返してる事の怖さ。
3つ目、自分を正当化することで責任分散し、ポジションを取って精神的安心を得ようとする人の心理の恐怖感。
これは、僕自身がそうです。
本人に届かない所とは言え、僕自身、誰かを否定するような発言をした事があります。多分、そういう経験は往々にしてあると思うのですが、そういった過去を無い物として、
今回の件だけで、判断し、「俺は何も言ってなかった」というスタンスで安心してしまい、また、僕のようにこうして「言葉の使い方に気をつけよう」と発信することで、「自分は誹謗中傷を許さない」というポジションを確立して、責任を分散し、さらにそれで精神的安心を求めようとする事への恐怖感を覚えました。
簡単に言うと、自分に対して「何お前責任逃れのポジション取ってんだ」っていう話です。
多分、そういった事で今までの誹謗中傷は無かったことにして、自分を正当化し、精神的安定を保っている人は少なからずいると思います。
そしてこういったことを書いている自分への気持ち悪さも感じます。(「こういった事を認識しているよ」と言うことで精神的安心を得ようとする自分への気持ち悪さ)
なんだか自分が卑怯なやつに思えてきます。
ごめんなさい。何が正解かはわかりません。
僕が「言葉の使い方」を知らなかった当時に傷つけてしまった皆様、大変申し訳ありませんでした。
ポジションを取るなら多分これらの責任をまず認める事が前提な気がしました。今まで僕の言葉によって傷ついたと感じた方への謝罪。本当にごめんなさい。
こうして言葉で自分の気持ちを整理すればするほど、何がなんだかわからなくなっているのですが、実体験を元に解決策を考えた方がいいと思ったので、何度も言ってるいるように、
「ブログ始めよう」
正直、僕はこれがでかいと思います。
毎日、誰が読んでいるかわからない人たちに対して、「言葉を発信する」。
自ずと言葉の使い方や重要性がわかってくると思います。多分こういうのって訓練が必要だと思います。
読者には色々な性別や年齢や、人種がいます。インターネットってそういう世界です。そう、世界なんです。文化も異なれば、考え方も異なるのは当然。
そういうプラットフォームを使っているからには、多様性というものを考え続けなければいけません。
人間は自分の周りの環境でしか物事を判断できないことを「存在被拘束性」というのですが、相手の視点に立って考える。そんな想像力を働かせる訓練が必要だと思います。
僕もまだまだ未熟です。相手の立場に立って物事を考えて発言する事は容易ではありません。意識しないと無理です。
ゴールは無いし、最適解もないと思います。少しずつアップデートするしかない。「言葉の重さ」と「多様性の許容」。
永遠に考え続けよう。死ぬまで。
僕はやるけど、あなたはどうする?
大した影響力も発信力もない僕だけど、 今読んでいるあなたの生活くらいは豊かにしたい。そうやって自分にとって大切な人が1人ずつ豊かになっていけば、少しは変わるんじゃないかな?
「ブログを始めろ」とは言わない。でも、「言葉」について触れ合う時間や考える時間は絶対に作った方が良いと思います。
もう一度言うね。
僕はやるけど、あなたはどうする?
一緒に頑張ろうね。
また明日。
追記:最後まで読んでくれてありがとう。
[伝えておきたいこと]「言葉」って大事だよねっていう本当にシンプルな話