放射性物質への認識と怖さ
おはようございます。今日は授業で学んだ原発とか放射能とかの話をしたいと思います。(結構面白かったので)
まず、現在の日本の電力量に占める原子力発電の割合は東京電力は0%で、日本全体では2%以下です。
正直これを全く知りませんでした。東日本大震災以降、東京電力は原発を一切稼働させず、さらに日本国内でも2%以下という数字にびっくりしました。
というのも、「原子力発電による発電量はすごい」と、どこかで思っていて、原発に頼る必要性があるように思い込んでいたからです。
「多くの人々が原発のリスク感じながらも、そのリスクを甘んじて受け入れている」という意見は結構あると思いますが、今回の講義を受けて1番強く感じた事は、「ただ知らないから」という事。
恐らく、リスクを受け入れている人々の多くは、「原子力発電による発電量はすごい」という認識だと思うのだが、東日本大震災以来、2%以下でも特に我々の生活において重大な変化が無かった事から「リスクを取ってまでする発電」ではないように感じます。
つまりまずは、我々の認識を変える必要があり、正しい知識を身につけることが大切であるのではないかという考えに至りました。
で、その原発のリスクというか、放射能の恐ろしさなんですけど、
「科学的な薬品でも何か特殊な微生物でも、放射能を消す事ができない」ということ。そんなもの存在しなくて、そもそも今後も現れることはないそうです。
化学薬品を例に挙げると、化学薬品は電子(-)に影響を及ぼすものなので、質量数を決める陽子(+)と中性子には何の影響もないため、放射能は化学的方法では消えないみたいです。
ちょっと分かりにくいですよね。
うーん。陽子の方が物質の核みたいなもので、電子はその周りを惑星のようにグルグル回ってて、だから陽子の方が強いイメージ。核の方はびくともしないよーみたいな感じです。(ごめんなさい)
まあこれで人為的に消えない事がわかったと思うのですが、じゃあどうやったら消えるの?っていうのは「時間経過」です。
放射性物質の種類によって半減期(放射能の能力が半分になる期間)があって、
例えば、福島原発で発生したヨウ素131(131っていうのは物質量)の半減期は8.04日、約8日です。
8日経てば、ヨウ素131の能力は半分になるという事です。
そして、震災から9年の現在、約3285日経過しています。ヨウ素131が今どのくらいの能力を持っているのかを計算するには、
3285日÷8日=410回半減期を過ぎていて、そこから、410回×0.5(2分の1)=0
つまり、震災以降、福島原発で発生したヨウ素131に関しては、ほぼ完全に消えているという事がわかります。
ただ、福島原発で発生した放射性物質はヨウ素131だけでなく、問題なのが、セシウム137という物質です。こいつの半減期は30年だそうです。
30年経ってやっと半分です。60年経って4分の1、90年経って8分の1、つまり100年以上経たないと消えないんですよね。
ここが怖い所。人為的に放射性物質を消す事ができないのなら、わざわざこのようなリスクを取らずにできるだけ使わない方法を考えた方がよさそうだなぁと思いました。
・ヨウ素131→8.04日
・コバルト60→5.27年
・セシウム137→30.0年
・プルトニウム239→2.4万年
・ウラン238→45億年
45億年ってやばすぎでしょ。
他にも色々学んだ事はありますが、今日はこれで終わります!また明日!
[伝えておきたいこと]「言葉」って大事だよねっていう本当にシンプルな話