底が知れない出会いと面白さ
おはようございます。そういえばなんで毎日ワクワクして、楽しいんだろうっていうことを考えてみました。
いや、嘘です。毎日ワクワクなんてしてないし、毎日楽しいは少し言い過ぎですが、「今日も退屈だなぁ」と思う日は基本的にありません。
多分、毎日好きな物が近くにいるからだと思います。
僕は動植物が好きで、庭の様子を観察するのが日課です。
ゴーヤやししとうを育てている事から、基本的に毎日様子を見ているのですが、やはり1日単位で変化があって面白いです。
ゴーヤはツルを伸ばし、実が大きくなり、ししとうはまだ花が咲いていないのでいつかいつかと心待ちにしています。
人工的に育てている植物だけでなく、金柑の葉の分かれ目から新芽が出てきて、そこにアゲハチョウが卵を産みにきたり、
コアシナガバチがせっせと巣を大きくし、営巣していく様子や、足元を飛び交うトウキョウヒメハンミョウなど、毎日違った姿を見せてくれます。
営巣初期は小さい巣で女王1匹だけだったのに、
だんだん大きくなり、働き蜂も飛び回るようになりました。
こういった変化が見られるのも面白いし、都市部の庭でさえも、1日単位で変化し、新しい出会いがあって刺激を受けます。
今日も初めてみるスズメガの仲間が飛んでいるのを発見したので、庭と言えど、底が知れません。
去年はリンゴカミキリ、今年はナガサキアゲハの羽化だったり、ちゃんと目を向けるようになると今まで見られなかった発見があります。
1日1種類の昆虫と出会ったとして、人生ですべての昆虫と出会う事など不可能で、人生何周しても足らないと思います。
まだまだ未知の世界もあり、本当に底が知れません。
今日個人的に初めて発見した、オオモモブトスカシバという蛾は、ツル科の植物を幼虫の食草としており、ゴーヤの茎に産卵していました。
「なるほどゴーヤを栽培しなければここで出会うことはなかったな」と思えるし、そういった植物と昆虫との繋がりもちゃんと理解できれば面白いです。
今日はよくチョウが飛び交うな。
今日はよく門灯に羽アリが集まるな。
今日はよくナメクジが徘徊してるな
最近はハチがよく威嚇飛行に来るな。
今日はこの植物にどんな虫がついてるかな。
昨日いたカマキリの幼虫はどこいったかな。
ハチの巣は大丈夫かな。
そんな事を毎日庭を観察しながら、それはもう色々考えて、感じることができます。
だからこそ、毎日楽しいとまではいかないかもしれないけど、面白いのかもしれません。
僕のこの趣味は生物がこの世に存在し続ける限り、永久に無くなることのない楽しみだと思います。
クリアがないゲームをしている感覚です。
少しずつ図鑑を埋めて、少しずつ情報を書き加えて、それでも一生のうちに完成することはないから少しでもいろいろな生き物と出会って豊かになりたい。
と、思っております。
では!
また明日!
[生き物飼育]クロアゲハの羽化シーンをタイムラプスで撮ってみた!(提供佐々木颯太様)