蝶と蛾の違いについて

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 おはようございます。なんかインスタのストーリーでそれっぽい良さそうなことを言ったので、せっかくなら掘り下げて書いていこうと思い、今に至ります。

 

 さて、よく聞かれるのですが、「蝶と蛾って何が違うの?」っていう質問です。

 

 一般的な回答でいくと、

 

・翅を閉じてとまるのがチョウで、開いてとまるのが蛾

・チョウは昼行性、蛾は夜行性

・チョウは触角が細い、蛾は太い

・チョウは花に来る、蛾は明かりに来る

・蛾は毒がある

 

 みたいな事をイメージされると思いますが、これらは全て言い換える事ができます。言い換えるというか論破できてしまいます。

 

 まず、翅を開いてとまるチョウもいます。

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 次に、昼行性の蛾もいます。触角が太いのはオスの蛾だけです。花にくる蛾もいます。毒のあるチョウもいます。

 

 などなど、例外がありすぎて、もはや判別材料になっていません。

 

 では、何が違うのか。

 

 答えは「特に違いはない」です。

 

 強いて言うなら遺伝子です。

 

 そこで、僕がインスタのストーリーで載せた内容が、

 

蝶と蛾の違いなんて、日本人とアメリカ人の違いみたいなもんで、肌の色とか言語の違いとかかもしれないけど、日本人が英語を話せばアメリカ人なのかっていう問題で、明確な違いなんて無いし、わざわざ違いを定義する必要もない。強いて言うなら遺伝子が違う。そもそも同じホモサピエンスであることに変わりはないし、蝶も蛾もどちらも美しい鱗翅目なのである。

 

 という内容です。

 

 山田太郎、ダニエル・ヨーキと同じように、

 

 アゲハチョウ、マエアカスカシノメイガも同じで、ただ名前が違うだけ。(ちょっと比べる対象があまりよくないけど)

 

 ただ、言いたいのは「蝶も蛾も同じようなもんだよ」っていうことです。

 

 なんか、蛾ってすごい嫌われるイメージがあるというか、怖いっていう人が多いのですが、毒のある蛾でヒトに害があるのはチャドクガとかキドクガくらいで、他はそんなに。

 

 成虫になったら幼虫時代の毒針がなくなるっていうタイプばかりなので、そんなに怖がる事もありません。

 

 蝶と同じように、綺麗な鱗翅目です。

 

 蛾は種類が豊富でチョウやハチに擬態する蛾がいたり、胴体がボテボテな豚みたいな蛾も、女神のような美しい翅の蛾も、たくさんいるので是非図鑑を開いてみてください。

 

 僕にとっては、どちらも素晴らしい昆虫です!

 

 それでは!

 

 また明日!

 


[生き物飼育]クロアゲハの羽化シーンをタイムラプスで撮ってみた!(提供佐々木颯太様)

 

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