満足度と消費活動の親和性

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 おはようございます。我々の消費活動において、「満足度」というものは切り離せないなあと感じています。

 

 さて、今日の開発経済学という授業を受けて思ったことがありまして、満足度と消費活動の親和性が高いということです。

 

 どういう事か説明すると、

 

 マーケティングで使われる「期待値マネジメント」というものがあるのですが、これは「満足度=内容−期待値」で、期待値が内容を上回らないようにするのがポイントになっています。

 

 例えば、イッテQという番組で、「絶景を見に行こう!」という回で、その目的地がめちゃくちゃ綺麗な景色で、「うおー!綺麗!これは是非見たい!」と思って、現地に着いたら「あれ、そうでもないじゃん。霞んでる。」っていうやつです。

 

 あれは、現地に呼び込む為に宣伝で良い写真(又は合成)を使ってしまったが為に、期待値が内容を上回ってしまった為、満足度がマイナスになってしまうという現象です。(マーケティングはここが難しい)

 

 たくさん食べられると思ったけど、量が少ないと満足できないように、我々の消費活動は満足度を満たすために行われている仕組みになっているように感じました。

 

 物を買う時に、自分が満足できるように消費活動しています。

 

 そうなった時に、少しでも満足度を上げ、生活を豊かにする為には期待値をコントロールする必要があるように考えました。

 

例えば、食料が簡単に手に入らないサバイバル生活で、何かを食べた時に「美味しい」と感じるのは期待値が低いからです。

 

 「このサバイバル生活で食料を確保できただけ良かった」と思うから、満足度は高いはずです。

 

 しかし、何不自由なく食料が手に入る普段の生活において、サバイバル生活で確保した食料を食べても満足度は上がりません。

 

 どうやら満足度は環境も影響しているように感じます。

 

 我々は豊かな生活を送っています。寝る場所も、食べる物も、エンタメも充実しています。

 

 しかし、非常に恵まれた環境にいながらも、期待値が高すぎる為か、豊かである事を実感していないし、「幸せだ」と答える人は少ないです。

 

 期待値をちょっと下げてみませんか?

 

 十分恵まれた生活を送っているのに、「私の生活は豊かではない」とは言えない。

 

 普段の生活において、我々の期待値が高すぎるのも少し考えものだと思いました。

 

 それでは、また明日!

 


[生き物飼育]クロアゲハの羽化シーンをタイムラプスで撮ってみた!(提供佐々木颯太様)

 

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