唐揚げにレモンをかけるということは不可逆なんだよ
おはようございます。Amazonプライムで久しぶりに「カルテット」を見ているのですが、相変わらず坂元裕二ワールドが大好きなはっさくです。
さて、第一話で、唐揚げにレモンをかけるシーンがあって、そこで論争になるのですが、今回はこの件について話していきたいと思います。
話の流れから説明すると、4人で唐揚げを食べる時に、別府くん(松田龍平)とすずめちゃん(満島ひかり)が全ての唐揚げにレモンを絞ってしまい、それをみた家森さん(高橋一生)が「何してるの?」とツッコミを入れるシーンです。
唐揚げにレモンをかける人と、かけない人の争いではなく、「なぜレモンをかける前に声をかけなかったのか」というのが論点です。
別に、レモンかけたい人はかければいい。かけたくない人はかけなきゃいい。そういう話ではなく、なぜレモンをかけない人の事を想像しなかったのかという点です。
家森さん(高橋一生)が「唐揚げにレモンをかけるという事は不可逆なんだよ」と言っています。
一度かけてしまったら取り返しがつかない。唐揚げは洗えないでしょ?と言っていて面白いのですが、問題は自分たちの価値基準(唐揚げにはレモンをかける)を疑わずに、よかれと思ってやってしまったというのが問題です。
僕は「よかれと思って」という言葉があまり好きではありません。お前は良いと思っても、相手は本当に良いと思っているのかという想像力が欠けているからです。
もちろん、僕も気づかないうちに「よかれと思って」をやっている可能性があるので、あまり人に言えた義理ではないのですが、本当の優しさはそれをきちんと考えられるかどうかだと思っています。
自分の価値基準を他人に押し付けて、「よかれと思って」はさすがにちょっとただのオナニーなので、気を付けた方がいいと思います。無論僕も気をつけます。
ちなみに、僕は唐揚げにレモンはかけない派です。
ただ、別に唐揚げにレモンをかけられたからといって怒りはしませんし、普通に食べます。
大事なのは、そういう細かい気配りどす。(突然の「どす」)
一度消してから「です」と入力するのが面倒だったので、「どす」で押し切らせてください。
唐揚げはカリッと食べたい派なので、小皿に取り分けてから後は各々レモンを好きなだけ絞ってください。
僕はいりません。
以上です。また明日!
[生き物飼育]アゲハチョウの羽化シーンを捉えた!(提供今井智也様)