他人が勧める事柄(情報)ってなんでハマらないのか考えてみた

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 おはようございます。「カブトムシってどんな味?」と聞かれた時に例えようがなく、「形容し難い味」と答えてしまったはっさくです。

 

 

 さて、1月1日と2月2日にブログを更新しているので、せっかくならゾロ目の3月3日に更新しようと思い、筆を走らせています。(次は4月4日に更新すると思うよ)

 

 今回は、「他人が勧める事柄ってなんでハマらないの」というテーマで書いていきたいと思います。

 

 「この曲めっちゃいいから聞いてみ!?」

 「この動画面白いから見てみ!?」

 「この記事面白いから読んでみ!?」

 

 などなど、日常生活や友達付き合いで、こうしたやり取りの経験が何回かあると思います。もちろん僕も「勧める側」と「勧められる側」の両方の経験があります。

 

 まず、「勧める側」からの視点で、その時を振り返ると、本当にお勧めなんだけど、「手応えがない」ということです。

 

 その場で同調はしてくれるけど、「お前絶対興味ないし、後で絶対忘れるだろ」という手応えの無さ。

 

 同じく、「勧められる側」の視点で振り返ってみると、これまたやっぱり「いやー興味ないなー」が本音です。

 

 つまり、高い確率で、「他人から勧められる事柄(情報)はハマらない」という現象が起こっていることになります。

 

 「他人から勧められる音楽は好きにならない」し、「他人から勧められる趣味も好きにならない」(断定してしまうと語弊があるので、「なりにくい」とだけ言い直しておきます)

 

 なぜなんだろう。

 

 考えられる要因をいくつか挙げて考えてみる。

 

 ①勧める人の問題

 そもそもあまり好きでもない人、関係が浅い人に何かを勧められてもなかなか響かないし、嫌いな人だったり、鼻につく人からの勧めだと、むしろ嫌いになってしまう。

 

 ②二次情報、三次情報には懐疑的になる

 自分で体験した事や、発見した事でないと、信憑性に欠けて、他人からの情報に懐疑的になってしまうのではないか。

 

 ③勧め方の問題

 勧める時に、「絶対良いから見てみて」とか「今度感想聞かせて」という勧め方をすると、必ずやらなきゃいけないという負荷がかかり、体力を使う。(断りポイントやスルーポイントを設計しないと強要や脅迫の類になってしまう)

 

 大きく要因を分けて考えた時に、この3つに分けられると思っていて、まず、①の「勧める人の問題」に関しては一旦無いものとして考えます。(好きな人から勧められた場合で考える)

 

 そうなってくると、②「二次情報、三次情報には懐疑的になる」と③「勧め方の問題」が大いに関係してきそうな気がしています。

 

 人間誰しも、「個性」というものを持っていて、いわば「オリジナリティ」で、それこそ他人からのお勧め(他人の要素)を受け入れてしまうと、自分が薄くなってしまうのではないかというような危惧。

 

 それから、マーケティングで使われる「消費の外部性」っていう要素があるのですが、これは、「モノの価値が他人との比較に影響される」という考え方です。

 

 そこには、バンドワゴン効果(同調効果)と、スノップ効果(独自性欲求)の2つに分かれていて、「バンドワゴン効果」は、「人が持っているもの、人気のあるのものが欲しい」という正の外部性効果です。(「人気No1」「売れ筋No1」「話題の〜」的な謳い文句)

 

 一方「スノップ効果」は、「他人と異なるものが欲しい」という負の外部性効果です。(「他人と被らない」「あなただけの」「人と違う」)

 

 つまり、「人間はヒトの目を気にする消費行動をする」という事で、「情報の消費」も同じ事が言えそうな気がします。

 

 一定の割合の人間には、情報にもスノップ効果的な何かが働き、「独自性」を求めているのではないかという事です。

 

 まあ、シンプルに、「この情報は私が見つけたー!」って言いたいよねっていうのもあるかもしれん。

 

 それから、最後の「③勧め方の問題」に関してですが、むしろ、ハマらない理由としては、これの割合がすごく高いように感じます。

 

 勧め方の悪い例で、多分、これも経験があるかと思いますが、SNSのDMで、「YouTubeやっているのでチャンネル登録してください!」的なやつ。

 

 一つ最初に、前提として、僕はこうしてDMで1人ずつお願いをするという行為自体を悪い事だと思いません。むしろ、そのドブ板営業の精神は称えるべきだと思います。

 

 ただ、先に申し上げた通り、「勧め方の問題」で、すなわち「言い方の問題」ですね。

 

 「断りポイント」や「スルーポイント」を設計する事がとても大切で、これがないと、「強要」、「脅迫」の類になってしまいます。

 

 「チャンネル登録してください!」

 

 この、言い方だと、「登録しない」を選択すれば「悪者」になってしまいます。(だってその人にとっては登録してくれる人の方がいいでしょ)

 

 でも、面白くないチャンネルや興味ないチャンネルに登録なんてしたくないじゃないですか。

 

 そこが優しくないですよね。しかも、返信しないと「無視」として扱われて、これまた「悪者」になってしまう。つまり、チャンネル登録するという選択肢以外は悪者になってしまう言い方が問題です。

 

 「YouTubeやっているのですが、お時間あればでいいので覗いてみてください。返信はご不要です。」

 

 これだと、チャンネル登録しなくても、悪者にならないし、動画見なくても「時間が無い」という逃げ道が設計してあるし、返信しなくても、「返信不要」と言ってくれているので、「断りポイント」、「スルーポイント」が設計されているので少なくとも前者より好印象です。

 

 これを踏まえると、「お勧めしたい気持ち」があるが故に、「強要」、「脅迫」的な言い方をしてしまい、むしろ逆効果になっているという事が言えるのではないでしょうか。

 

 だから、「今度感想聞かせて」なんて言ってしまうのは最悪ですね。興味の無いものに時間を使わなくてはいけない事ほど苦痛なものはありません。

 

 まとめます。

 

 「他人が勧める事柄(情報)がハマらない理由」には、「情報の独自性を求める心理が働くこと」、それから「勧め方が強要、脅迫になっている」という事が影響しているのではないかと考えました。

 

 以上です!

 

 所詮、一個人の考察なので鵜呑みにしないで頂きたいのですが、特に③勧め方の問題 とかはめちゃくちゃ大事だと思うので参考にしてみてくださーい!

 

 久しぶりのブログ更新だから気合い入って3000文字近く書いてしまった!

 

 それでは、来月の4日にまた更新しまーす!

 

 またねー!

 


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