何者にもなれない

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 おはようございます。今までたくさんカエルやらヘビなどを飼ってきましたが、今更ハムスターの可愛さに気がついた成人男性です。

 

 さて、私事ですが、先月の11日にチャンネル登録者が1000人に達しました。

 

 今年は月に一度、ゾロ目の日にブログを更新していますが、その大半の内容はYouTubeの話ばかりだったと思います。(多分それほどYouTubeを頑張ってたんだと思う)

 

 今までは「別にYouTubeで食っていこうなんて思ってないし」というスタンスでどこか斜に構えていたのですが、去年の夏に「ださくても本気で数字を取りにいってみる」と決意し、ほぼ毎日更新してやっていました。

 

 なぜ、その決意をしたかというと、「YouTubeで稼ぐ気はない」と言いつつも、とは言え、「YouTubeで稼いでみたいよね」というのが自分の本音だと気がついたからです。

 

 このまま続けててもダサいし、カッコつけてるから伸びないのかな?と思い、伸びないのダサいし、もう、言い訳もできないけど、本気でやってみようと決めました。

 

 そして、333人で2020年を終え、333人から2021年がスタート。

 

 年が明けてから、公にはあまり口にしなかったのですが、「今年中に1000人いく」という目標を自分の中で立て、「今年中に1000人いかなかったらYouTubeを辞める」という事も本気で考えていました。

 

 1年で200人程度しか増えなかったのに、残り1年で667人はちょっとキツいなと思っていましたし、年内1000人は無理だろうなと思っていました。

 

 言い訳もせず、ただひたすら動画を作り続けて、4月あたりに500人になり、5月末に600人と少しずつ、今まで作り続けた動画がジャブのように効いてきて、大きな伸びは無いけど、それでも毎月少しずつ増えていき、600人を超えたあたりから年内1000人が少し現実味を帯びてきました。

 

 そのあたりから「1000人いくまでお酒飲みません」と決め、毎日走り続けました。

 

 そうやってひたすら走り続けてたらなんとか10月という早い段階で1000人を達成する事ができて、よかったと思う反面、ここからまたさらに絶望を味わいます。

 

 登録者が1000人を超えると、色々な事ができるようになります。

 

 収益化、コミュニティの投稿、メンバーシップ、携帯からLIVE配信、スーパーチャット。

 

 収益化に関しては、年間の総再生時間が4000時間を超えるという条件もありますが、僕の場合はそっちは余裕でクリアしていたので、収益化は割とすぐに通りました。

 

 動画に広告がついて、再生回数によってお金が入ります。今まで何百という動画を作り続けてきて、当たり前ですがお金なんて1円も発生していないものが、「今日からお前の動画は再生されればされるほどお金が入るぞ」という状況になったんです。

 

 正直、なんか、楽しめなくなってきちゃったのが事実です。

 

 YouTubeをやる上で、「数字に一喜一憂しない」という事を意識して、やってきました。多分その方が良いと思っていて、再生回数や登録者の増減をモチベにするのって結構危険だと思うからです。

 

 毎日投稿する身としては、そんな振れ幅の大きい数字に一喜一憂してると精神的に疲れてしまうので、僕はただシステム的に再生数が少なかろうが、登録者が減ろうが毎日更新していました。

 

 ある意味、純粋に数字を気にせずに自分の作りたい動画、見てほしい動画を作ることができていた気がしています。

 

 ところが、「お金が発生するよ」ってなると、僕の心には「数字に一喜一憂しない」という思いと「バズって儲けたい」という相反する気持ちが生じました。

 

 だって、稼げるんだったらそっちの方がいいじゃん。

 

 ところが、僕の動画は伸びない。バズらない。というか、ほぼ一定。これは色々な要因があるのはわかっていますが、1番は、「数字が稼げる動画があまり好きじゃない」という理由が大きいと思います。

 

 僕のYouTubeのジャンルって「生き物系」だと思うのですが、「生き物系」の伸びている動画って結構過激なものが多かったりします。(生き物系じゃなくてもYouTubeは過激なやつとか、サムネ詐欺とか、タイトル詐欺すると伸びやすい)

 

 でも、YouTuberである以上、数字を取りにいく行為って間違いではないし、むしろYouTubeの仕様上、数字を取りにいかないと死ぬよっていう世界なので、数字を稼ぐ事ってむしろ正解だと思います。再生数稼がないと食っていけないので。

 

 もちろん過激な事をしなくても数字は稼ぐ事ができるけど、そこまでして追い求める再生回数ってそんなに価値があるのかな?と疑問に思い始め、「生き物を雑に扱って再生回数稼いで、お金稼ぐ」って僕らしくないと思うし、何よりやりたくない事なので、「ああ、なるほど、僕ってYouTube向いてないんだな」って素直に受け止める事ができました。

 

 数字を追い求めない以上、どんなに頑張っても多分、これ以上、ぐんと伸びる事は現実的じゃないなぁと、改めてYouTubeをやる上での才能の無さ、相性の悪さみたいなものを感じ、絶望しました。

 

 「大勢の人へ向けて発信するコンテンツ」じゃないなぁと感じて、「YouTubeで稼ぐ」というシステムが僕に合ってない気がしたので、ここからまた「YouTube頑張るぞ」というモチベーションにはなかなかなれないですよね。

 

 これ、悲観的になっているとかではなくて、これまでの数字や僕の気持ちを客観的事実を元に話しているだけなので全く病んでるとかではないです。

 

 現実を理解しただけです。

 

 まぁでもYouTubeで発信するのは嫌いじゃないし、これからも続けていくつもりですが、もう「大物になってやろう」とか、「何万人いって盾もらおう」とか「誰々とコラボして登録者たくさん増やそう」とかそういった事はチャンネル的にも、YouTube的にも現実的じゃないから、結構すっきりと割り切る事ができた気がします。

 

 YouTubeを本気でやってみた結果、才能のない僕には向いてないんだなとわかりました。(多分広告収益で稼ぐっていうシステムが自分には合ってない気がする。わからんけど)

 

 そうやって現実に気が付けると、広告収益がついても最近は本当に数字を気にする事が減りました。登録者が増えなくても、再生回数が少なくても、何者にもなれない事が自覚できて、ある意味すっきりして、今、精神状態は1番良いかもしれません。

 

 1000人いって、何か変わる。何者かになれるかも。なんて淡い期待をしていた自分がいたのは事実だし、何者かになりたくてYouTubeをやり始めたけど、自分は何者にもなれない事がわかると返って気持ちが良いです。

 

 決めた事をやり続けるっていう才能はあるかもしれないけど、僕から言わせれば、走り続けないと怖い。どうすればいいかわからないからただ走り続けてるだけだし、毎日走ってるっていう形式上の可視化できる努力が自分の精神安定剤なだけで、辞める勇気も、止まる判断もできないのでそれはそれで良くないことかもしれません。

 

 長くなりましたが、じゃあこれから、お前は何を頑張るのか。という話で終わりたいと思います。

 

 YouTubeは頑張ったけどダメだった。でも、何かを頑張り続けないとこの先、不安で押しつぶされて消えそうになる。

 

 そこで、ずっと前からやりたかった「個展」を来年やります。これからは、まずは、そこに向けて頑張ろうと思います。

 

 やっぱり生き物の魅力は発信し続けたいので、今度はオフラインかつ、小規模のターゲットに絞って届けられるコンテンツを作りたいと思います!

 

 YouTubeも今まで通りやるけど、モチベーションは完全に個展に移すよっていうイメージです。

 

 わずかながら、僕の活動を応援してくださるYouTubeの視聴者さんもいらっしゃるので、そういった人たち、一人一人を刺していければいいなぁと思っています。

 

 以上、1000人いったけど結局何者にもなれない事を自覚した昆虫隊長はっさくでした!

 

 来月の12日で今年ラストの記事になります。あ、そういえば今日ポッキーの日だって。それでは!

 

 追記:ハムスターを飼い始めたんだけど、可愛すぎて語尾がハムになっちゃうハム。ハムハムハムハムハムハムホホハホwwwwwzww

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