学術的価値から芸術的価値への意味変

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 おはようございます。バスケをやっていた時代に「こいつ左しか来ないぞ!」と相手に煽られてムカついたのであえて左ドライブで抜いて得点した事を思い出したはっさくです。(アイツ元気かな?トラッシュトークは実力が伴ってからやろうね)

 

 

 さて、昨日「作品作り」に関して書いたのですが、今回もちょっと似たような内容になります。

 

 同じような話を何回かさせてもらっているのですが、やっぱりここだけは自分の中でも明確にしておきたい部分と、しっかり言語化して整理しておきたい事があるのでご了承ください。

 

 昨日は「標本アート」というものを友達に渡したのですが、これがそれです。

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 まず、渡す対象者が、虫に詳しいか詳しくないかで「標本」の価値(見方)が異なっていて、だいたいは素人なので、標本本来の「学術的価値」はあまり理解できません。(僕が美味しい食べ物の価値がわからないのと同じ)

 

 そこで、「学術的価値」から、「芸術的価値」に意味を変更して需要を作らなければならないのですが、そうなった時に、厄介なのは、「学術的価値」は人の見方によって変わらない普遍的な概念ですが、「芸術的価値」は人それぞれ「美しい」などと思う基準は変わってくるので、極めて「主観に左右されやすい」という点です。(学術的価値というか、アート的視点みたいな感じ)

 

 要するに、僕がどれだけ「こういうのイイよね」と思っていても、他の人からすると「いや、そうじゃない」と思われたら、そこに「芸術的価値」は見いだせないということです。

 

 今回の作品に関しては、友達の事をよく知っていた事もあって、ある程度の趣味、好きそうな傾向を整理していたので気に入ってくれましたが、とは言え、作品なので、昨日の記事でも書きましたが「自分らしさ」を表現する事が難しいところです。

 

 ただ、以前から「インテリアとしての標本の需要」というものを感じていて、去年から標本販売や、試作品を知り合いにあげたりしていたのですが、今回ようやく方向性が見えてきたなぁという感覚があります。

 

 僕は、研究者でもないし、昆虫博士でもないし、そんな大それた知識も経験もないけど、やっぱり「生き物」は好きで、そんな自分も最初は「綺麗!」とか「かっこいい!」から虫の魅力にハマったので、難しいことよりも、まずは視覚的なところから虫の魅力を感じて欲しいなぁと思っています。

 

 昆虫隊長という緩い肩書きだからこそできる事なんじゃないかなーと思った昨日の夜でした。

 

 それでは!また明日!(あと4記事〜!)

 


【標本アートレビュー】「抽象的パラレルワールド」というテーマで標本アートを作ったので解説してみた

 

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