相違はあるけど否定は違う
こんにちは。バイト先の支店長に「昨日暇すぎて君のYouTube見てたけどつまらなすぎて寝れなかったわ」と言われたのですが、「いや普通つまらなかったら寝るよな」と思い、愛情を感じたはっさくでした。(ありがとう)
さて、今日もですね。Twitterでみかけたツイートに対する見解なんですけども。
なんか、中国では野生動物を食用として販売している所があるらしくて、ツイート主は
人間のために、そして動物のためにマジで廃止すべき。
と仰っていて、
いわゆる動物愛護で「野生動物を食するなんて」みたいな感じで批判されているんですね。
で、コメントを見てみると、その人と同調して
何故こういう生き物を食べるのか。不思議で仕方ないです。中国人はこれらを食べないと生きていけないのか。そんな事無いですよね。
とコメントされていて、
そして、さらにそのコメントに、
食文化だからです。
それを否定する権利は、我々にはありません。
と返信されている方がいて、
もうこれベストアンサーだなぁ。と思って、たしかに一見可愛そうに見えるんですけど、それってその土地の文化であったり、歴史であったりするわけで、我々が簡単に否定していい問題ではないんですよね。
その野生動物を食用として販売している市場が違反に狩って販売しているならともかく、やってることは日本と変わらないよね。
ジビエ料理といってシカやイノシシを食べてるのはどうなの?って話だし。
それこそ、直近で昆虫食について講演する機会があるんですけど、昆虫食も同じで、その土地の食文化や歴史なので、賛成反対とか、それはやめるべきとかそういった話ではないんですよね。
生き物を食べることって我々人間然り、生き物にとっては必要不可欠なことで、じゃああなたはいつも何を食べてるんですか?っていう話になりますよね。
昆虫食もそうだけど、野生動物を食する場合とかも、動物と食を分けて考えないと本質が見えてこなくて、むしろ「食」の方を理解しないと変な捉え方をしそうだなぁと。
それこそ、生物学、生態学、文化、歴史、地理、宗教、倫理、哲学、栄養学など様々な要因を考えないといけなくて、
単に、動物を殺して食べるなんて許せない!
という問題ではないことは明らかで、その土地にはどんな文化や歴史があって、どういう地形でどういった生態系があって、ということを理解しないとなかなか見えてこないと思います。
「中国人は」と一括りにまとめて棚に上げてますが、それって普通に人種差別だと思うのですが。
日本人がタコを食べるのと同じ。
海外ではあんな気持ち悪いもの食べるなんて、と思われてるからね。それを否定されても、「いやそれが日本の文化だから」ってなるでしょ。同じ。中国も日本も関係ない。食文化は誰にも否定できない。