コピペした
おはようございます。今日出すはずだった記事が諸事情により出せなくなって日付が変わる1時間前に大ピンチを迎えているはっさくです。
さすがに無理なので以前noteで投稿した記事をコピペしました。
僕が幼い頃の話。
我が家には庭があった。
いや厳密に言うと今もある。
ただ、半分はコンクリート舗装されて駐車場になってしまった。
毎年、オオスカシバという蛾が産卵しにくるクチナシという木はもう無いし、アカゲラ(キツツキの仲間)が穴を空けにきた木も無い。
日当たりが良い日には必ずと言っていいほど、いたカナヘビも、今では滅多に見なくなってしまった。
幼い頃、次から次へと新しい生き物と出会う毎日が刺激的だった。
カナヘビを捕まえて飼っていたこともある。
当時は「日光浴をするんだ」という浅はかな知識で炎天下の中、直射日光浴を浴びせ続け、死なせたこともある。(ごめんね)
初めて見る生き物と対面する度に、僕は何度も図鑑を開き、そして触れ合ってきた。
小学校の頃、友達が入院して、クラスで「手紙と千羽鶴を送ろう」という話になった。
僕は手紙にヘビの絵を書いた。
担任の先生が「そんなものを書くな」と僕に注意したのを覚えている。
それを聞いていた周りの友達が、フォローしてくれたのも覚えている。
「ヘビってそんなにダメなのかな」
当時は不思議で仕方がなかった。
友達がオサムシを捕まえていたのを羨ましがった。
通学路でたくさんオサムシの話をした。
小学校高学年の時、
自由研究で標本を作った。
この時あたりから、一歩下がった目で見られていることは感じていた。
それは僕自身も理解していた。
虫が好きだからと言って特にいじめられることもなかった。(嫌われてたりはしたと思う)
ただ、今思うと、小さい頃はみんな受け入れてくれていた。
「あいつは虫が好きなやつ」
このポジションこそが僕の居場所だった。
ぺったんこな髪型に丸メガネ。
パッとしない、冴えない子供だった。
丸メガネで虫好き。
ゴリゴリにいじめられてもおかしくないような子供だろう。(のび太くんみたいな感じ)
昔は今よりも緑が身近にあった。
うちの庭がわかりやすい例だ。
みんな歳をとるごとに身近ではなくなったのかもしれない。
でも僕にとってはずっと身近だった。
幼い頃の記憶はほとんどないが、「この辺にあいつがいた(生き物)」というのはよく覚えている。
地元の公園で初めて見つけたアオオサムシ。
自宅の玄関で初めて見た野生のアオダイショウ。
父と千葉に行って初めて見つけたナナフシ。
初めて羽化したクロアゲハ。
まだまだ数えきれないほど生き物との記憶があり、そんな記憶は僕のかけがえのない思い出。
生き物の数はそれこそ星の数ほどある。
今日会えた虫は明日には死んでるかもしれない。
今日じゃないと会えなかったかもしれない。
そんな出会いを僕は幼い頃からずっと繰り返しています。
実際、あの頃のように、クチナシに産卵しにくるオオスカシバにも、「コンコンコン」と木に穴をあけるキツツキも会えなくなってしまった。
生き物の減少は、毎年庭を見てるとわかる。
足を踏み入れればピョンピョン飛び跳ねていたオンブバッタも、梅の木に見たくないくらいいたアオドウガネも。
今年も来てくれるかな?
僕にとって、生き物は生活そのものであり、今の僕を形成してくれたかけがえのない大切な存在です。
ハチに刺されたことも、ヘビに噛まれたこともある。
そんな思い出こそも、僕の宝。
バカにされる筋合いも否定される筋合いもない。
たしかにちょっと変わった趣味かもしれないけど、これが僕なんだ。
幼い頃、僕の側にいたのは自然。
生き物と一緒に育ったし、成長した。
温暖化の影響で海水面が上昇、外来種が当たり前のように生息、生態系を調べず進める土地開発、不法投棄される汚染物質、当たり前のようにするポイ捨て、気持ち悪いからという理由であらぬ扱いを受ける生き物。
SNSで人間同士が揚げ足大喜利大会してる場合じゃないし、人様の不倫なんて報道してる場合じゃない。
人間が居なくなっても地球は滅びないが、仮に昆虫が居なくなったら確実に地球は滅びる。
僕はこの地球に生まれ、昆虫や生き物、素晴らしい自然と一緒に育ってきたし、育ててもらった。
きっと僕だけじゃない。
生き物や自然から学ぶことなんてみんなでもあったはず。
日本は人口減少で騒ぐくせに、自然の危機は全然騒がない。
そもそも世界の人口は増え続けていて、食糧危機にもなっているのに、日本は少子化対策といって人口を増やそうとする。
このままだと海水面が上昇して数十年後には沖縄が沈んじゃうよ。
そっちのほうが経済危機だよ。
僕は生き物が好き。自然が好き。
だから、この素晴らしい地球を守りたい。
幼い頃の僕に謝りたい。
こんな環境にしてしまってごめん。
今日も誰に届くかわからない声で発信する。
育ててもらった自然や生き物の為に。
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