地味でハードで思い通りにいかない採集

f:id:hsk202:20200902220525j:image

 おはようございます。蕎麦とチャーハンが好きなのですが、「それキャラでしょ?」と思われている事に納得がいかないはっさくです。(本当に好きなんです)

 

 

 さて、先日友達と4人で昆虫採集に出かけたのですが、誰かと採集することなんて滅多になく、新鮮で楽しかったのですが、そこで感じた事を書いていきたいと思います。

 

 まず、自然の魅力や生き物の魅力を分かってもらう上で一番手っ取り早いのは、実体験だと思っています。「美しい自然の中の心地よさ」は、「自然の魅力」を直に感じることのできる体験です。

 

 昆虫も同じで、実際の野生化でこんな綺麗でカッコいい虫がいるんだ!という発見がまた昆虫の魅力を際立たせます。

 

 そういった意味だと、やはり普段あまり昆虫採集しないような人と一緒に自然の中で虫を探すという体験は「昆虫の魅力を伝えたい」僕からしたらとても良いことであることは間違いありません。

 

 ただ、「複数人で採集に行きたい」という思いと、「一人で採集に行きたい」という思いのジレンマがあります。(ジレンマって使い方合ってるっけ?)

 

 「複数人で行きたい」理由は上記の通りで、「一人で行きたい」というのは、採集のペースであったり、気遣いという理由があります。

 

 採集に慣れていない人たちと行くと、その人たちの体力の心配をしなくてはいけません。特に遠征先の採集はかなりハードで、数日しかその場所にいれない為、できるだけフィールドの時間を確保しなければいけません。

 

 そのため、休憩をとっている暇もなく歩き続けます。ポイントを変えるために移動が多くなります。足場も悪く負担がかかります。羽音やクモの糸などでストレスを感じることもあるでしょう。

 

 日中は歩き続け、夜は遅くまで、朝は早く。多分想像しているよりかなりハードワークだと思います。

 

 そのハードワークの対価がしっかりとあれば、それは尚いいのですが、相手は自然です。都合よくお目当ての虫が出てくれるわけもなく、空振りを連発することはザラにあります。

 

 そんな体験が1発目だった時に、「ただ疲れただけ」という感想しか残らないと、なかなか自然に魅力を感じてもらえません。

 

 僕はそれが怖くて、「虫とれなかったらどうしよう」とか思いながら複数人の時は採集しています。いつも採集しているポイントならともかく、初見のフィールドだと特に不安です。

 

 採集って、思ったより、地味だし、ハードワークだし、思い通りにいかない事が当たり前なので、それがキッカケで「面白くない」と思ってしまう人がいるんじゃないかなって思っています。

 

 だからこそ、そういった人たちに魅力を伝えるのって難しくて、でもやりがいを感じるし、これが自然だよっていうのを伝えていきたいと思っています。

 

 普段採集してるポイントでも普通に空振る事もあるから本当に難しいんだよね。

 

 はい!それじゃあ!また明日!

 


【羽化】野菜の中にいた「タバコガ」が成虫になりました【Helicoverpa armigera】(提供宮岡克成様)

 

hsk202.hateblo.jp