結婚したい人がいる
こんにちは。バイト先に傘を忘れた事に気がついて探してたら拾得物扱いになってたはっさくです。
昨日ですね、女優の山本美月さんのTwitterでこんな投稿を目にしました。
好き!結婚してください!
たしかテレビで「爬虫類飼ってる」って言ってたんだっけな?あと苔のテラリウムを楽しそうにやってて、「この人わんちゃん虫いけるんじゃないか」と思ってたらまさか標本を作るとは。
しかも難易度の高い蝶の展翅!これ、まあ、僕から見たら「前翅をもう少し上げたほうがいい」とか色々あるんですけど、初展翅でこれはなかなかうまいです。展翅って本当に難しいんですよ。
素敵!ありがとう!
「これで少しは昆虫のポジションが明るくなりそう!」って正直思ったんですよ。山本美月さんって影響力ある方だし、綺麗だし。
思ってたんですけどね!だめだ!
やってしまってるやつらがいる。
このツイートに対して、「みんなはどんな反応してるんだろう」と思ってコメントを見たんですよ。地獄でした。
まず、1番多かったのは「すごい!」「綺麗!」というコメント。これはめちゃくちゃいいですよね。
あとは、「可愛そう!」「殺さないで!」などのコメント。まあこれを言ってる人は正直バカなのでスルーしました。(こんなコメントあるだろうな〜と思ってた)
だいたい山本さんより昆虫と向き合ったこともないやつが「可愛そう!」なんて抜かしてるので笑えます。(恐らく無知な人)
で、問題だったのが、虫屋(主に昆虫採集や観察、飼育や標本を作ってる人。まあわかりやすく言うと僕みたいな人ですね。)のコメント。
「ラベルをつけないと標本とは言えません」
やっちゃったよ。
これ。
まあ、言ってる事は間違っちゃいない!ラベル(採集地や採集日などの記載)がないと学術的な価値は無いし、「標本というよりは干物」というのもわかるんですけど。
いや、それお前らが言い出したらダメだろ。
せっかく一般受けしない虫に興味持ってやってるのに、そんなこと言われたらモチベーション落ちますよね。
なんか、にわかを否定する古参みたいな感じがして残念でした。(マウントおじさん)
もちろん言った本人は否定したつもりはないと思いますが、僕ら虫屋にとってはただでさえ世間からは白い目で見られているんですよ。少しでも昆虫の魅力に気づく人が増えて欲しいはずなのに、これを頭ごなしに自分のポジションを守るかのように言われると山本さんもこのコメントを見た人たちも「あ〜虫屋ってそういう人達なんだ」と思われて余計に啓蒙しづらくなります。
自分で自分の首を絞めてしまってるんです。
自分だって始めた時(小さい頃)は「ラベルつけないと標本とは言えない」なんて思ってなかったはずなのに。
そもそも、あの展翅の段階で乾燥させなきゃいけなくて、ラベルをつけるのはその後なので、「後からラベル付けようとしてたかもしれない」という考えにならなかったのも残念です。思考停止ですね。
人が興味持ったものに干渉せず、温かく見守ってくれる世の中になってほしいものです。
山本さんどうか、そのままの感性でいてください。
結婚してください。
終わります。
ちなみに標本は生活型のアート(インテリア)としてかなり良いセンスだと思っています。ラベルが入ってくると、これが昆虫を堅苦しいイメージに結びつけてるのかもしれません。
昆虫とアートの融合はかなり相性が良いと思っているのでこのまま「虫がよすぎる展覧会」を進めていきます。
山本美月さん「虫がよすぎる展覧会」に来てください。
そして結婚してください。
さて、問題です。このブログの中ではっさくは「結婚してください」と何回言ったでしょう。
正解した人は明日のブログで名前を公表して、しっかり読んでくれたお礼をさせて頂きます。あと直接会った時に飲み物を奢ります。奢らせてくれ。
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結婚してください…
ふふふ、ちゃんと最後まで読んだかな?