衛生害虫と呼ばれるゴキブリについて

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 おはようございます。今回も卒論の内容を一部公開して一記事終わらせようという魂胆でいます。(時間がないんだもん!) 

 

 さて、ゴキブリについてですが、「汚い!」という印象を受ける方が多いと思います。アンケートにも、嫌いな理由として、「不衛生だから」という回答をいただいたりしているのでそういった人が多いと思います。

 

 今回は「ゴキブリが媒介する病原菌によって起きた健康被害」に焦点を当てて書いていきます。(コピペしていきます)

 

 それでは、

 

 ゴキブリが嫌われる要因として、まずは「汚い」という理由が挙げられるだろう。病原菌を媒介する衛生害虫として扱われているゴキブリについて、石井(1976)は以下のようなことを言っている。

 

ゴキブリはわれわれ家庭の台所や便所なども歩き回る。屋外では下水道やそのマンホールの中にも住み着いている。病原菌などで汚染されている場所とを自由に往来している。したがって、ゴキブリはその体外、あるいは体内にこれらの病原体をつけて、われわれの住居、特に食べ物・食器などに触れる機会がある。事実ゴキブリの体から色々の病原菌や病原ウイルスが発見されている。以下の表(表1)は各国の研究者によってゴキブリから発見された病原体をまとめたものである。(p14)

 

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「ブラッセルのある病院で起こったサルモネラ菌による食中毒事件」

 

食中毒は病院の育児室で発生し、患者の隔離をしても感染がなお二ヶ月も続いた。この間、誰もゴキブリが怪しいとは思いもつかなかった。ゴキブリは日中は人目につかないからである。ところがある夜、夜勤の看護婦がチャバネゴキ ブリがベッドの敷布や子供の上を走り回るのを見つけた。そこでそのゴキブリを捕まえて調べたところ、多数のサルモネラ菌が見つかった。ゴキブリが運び屋だったのである。早速 DDT をまいてゴキブリを駆除した結果、食中毒の発生 は終息した。この事件は運び屋としてのゴキブリの特徴をよく表している。 (p17)

 

 少し古いデータだが、どれも日本国外での報告例である。つまり、衛生概念が強い日本で病原菌を媒介するゴキブリは極めて少ない、もしくはほとんどいないのではないかと考えられる。現に丸山(2018)が『特別展「昆虫」[図録]』で以下ように言っている。

 

衛生状態の悪い地域であれば、家屋性のゴキブリが病原菌を広める可能性もあり、不潔とも言えるかもしれないが、現代の日本でそのような可能性はかなり低い。それに室内の特別な環境がゴキブリを繁殖させる。食後きちんと食器を片づけ、食べかすを注意深く掃除すれば、ゴキブリはその家に住み着くことはできない(p62)

 

 以上のことから、我が国日本において「ゴキブリは汚い」という認識は間違いではないのだが、いささか大袈裟だと言える。

 

 はい、という感じで、コピペが完了しました!

 

 どうでしょう。日本でもそういった報告例があるのでしょうか。もしあったらぜひその報告例を読みたいです。

 

 前回の「ゴキブリによる被害」をまとめた記事のリンクは貼っておきますので、興味ある方はぜひご覧ください!

 

 それではまた明日!

 

 こちらの簡単なアンケートに協力してくれると飛んで喜びます。↓

卒論「ゴキブリ」に関するアンケート

 

 追記:いやー困った時の卒論コピペ楽だわー。

 

 

hsk202.hateblo.jp

 


[生き物飼育]ゴキブリのケージにダニが沸いたので駆逐した(提供佐々木颯太様)