素人とプロの視点の違い

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 おはようございます。今日は久しぶりに日差しが出てきて、気温もそれなりに高かったので地元の公園に採集しにいきました。

 

 そんなフィールド採集中に思った事を書いていきます。

 

 そもそも、昆虫採集には大きく(本当に大きくざっくり)分けて2種類の方法があります。

 

 ルッキングとトラップです。

 

 ルッキングというのが1番一般的というか、フィールドに出て、自分の目で探すっていうやつです。

 

 で、トラップになると、ある程度効率よく採集したい場合だとか、夜間に活動する昆虫を捕まえる時などによく用いられる手法です。

 

 僕はトラップの相性が悪いというか、そんなに成功したいい思い出があまり無いので、苦手意識があります。(仕掛けの準備や回収するのがめんどくさいっていうのもある)

 

 というか、ばっちり罠を仕掛けて、翌日何も居ないっていうパターンだと、罠を仕掛けて、罠を回収するという地獄的な行為になって、それが嫌でなかなかやりません笑

 

 もっぱらルッキングで採集しています。

 

 日中に網を持って、昆虫を探して、見つけて、捕まえます。

 

 遠征などではトラップを使う事もありますが、普段のフィールド採集は初心者から研究者もルッキングで採集する事が多いと思います。

 

 そこで、今日は地元の公園に行ったのですが、やっぱり親子で昆虫採集してる人たちもそれなりにいて、「おーいいなぁー」と思いながら見ていました。

 

 僕は一丁前に昆虫の知識を語ったり、YouTubeなどで発信したり、「昆虫隊長」と名乗っていますが、もちろん専門的に勉強していらっしゃる方達には遠く及びません。

 

 しかし、過大評価するわけではありませんが、いわゆる素人と僕とではかなり明確な差があると思っています。(これは「素人はダメだ」という趣旨の発言ではありません)

 

 これはもう感覚的な話なので、確証はありませんが、多分「見ているポイント」が違います。 

 

 例えば、簡単な話、桜の樹液にカブトムシ、クワガタムシは集まらないから、まずはクヌギの木を探す。っていう感じです。

 

 日当たりが良くて、少し開けた場所でチョウが飛んでたら、そこが蝶道だと認識し、戻ってくるのを待ったり。

 

 もちろん、この虫の食草はこれだからっていう知識的な要素が多いのですが、「この辺にいそう」とか「ここにはいない」とかは、経験でわかってきます。

 

 これが「見る場所の差」で、ルッキング採集の重要なポイントです。

 

 素人とプロとで、見ている視点が違うように、経験は少しずつ、自分のスキルになるので、たくさん外にでて、たくさん触れ合って、たくさん観察するといいと思います。

 

 クワガタを捕まえたいなら8月入る前に!!

 

 それじゃあ、また明日!

 

 追記:僕レベルになってくると、その日の天気、気温、湿度、肌感で「今日は採集行ったら当たる」って言うのがわかります。(嘘だけど、実際今日はそうだった)

 

 


[蜂の巣撤去]アシナガバチの巣を殺虫剤を使わずに5分で撤去してみた(提供佐々木颯太様)

 

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