「やっぱり環境が全てだ」
おはようございます。一度気絶(寝落ち)すると起き上がる時に必要な体力ってえげつないなぁと感じたはっさくです。
さて、今日というか、昨日からずっとあれやこれやしていて、さすがに疲れ切って、もうブログを書く体力すら危うくなっているので、甘えたいです。
先日、友人から「オガサワラシジミが絶滅した件についてどう思う?」と聞かれ、その時に僕は「やっぱり環境が全てだ」と回答したのですが、そのことについて書いていきたいと思います。
まず、「オガサワラシジミ」というのは、小笠原諸島に生息するチョウのことです。
生物が生きる上で、環境というものは切っても切り離せない関係にあります。
「生物が絶滅する」ということは、「その環境では生きられなくなった」ということです。
例えば、「天敵が増えた」、「餌が減った」などがよく分かり易いと思います。
人為的な外来種の増加は、生態系に大きく影響し、「食う、食われる」のバランスが崩れます。都市開発によって、食草が減り、「餌の減少」から個体数が激減し、最終的に絶滅する。
このように、人為的かどうかは置いておいて、環境がいかに大切かがわかると思います。
よく、「昔はホタルがたくさんいたけど、今ではいなくなってしまったから、ホタルを放流して美しい景観を復活させよう!」みたいな活動を目にする機会がもしかしたらあると思うのですが、あれは根本的な解決に全くならなくて、
「環境が大切だ」と仮定して、話を進めると、「ホタルがいなくなった」ということは、「ホタルが生息できる環境ではなくなった」ということです。
つまり、「ホタルが生息できない環境」に、いくらホタルを放した所で、生育ができない環境であるため、結果的に住み付けず、意味ない行為です。
「元の自然に戻したい」のであれば、その環境を良くしないと、根本的な問題解決にはならいし、また何度も同じことを繰り返します。
生き物単体でみるのではなく、もう少し広い目でみた環境に着目できると、物事の本質がより明確になってくるのではないかと思っています。
以上です!また明日!
【生き物飼育】子サソリの飼育環境をセッティングしていく!【Heterometrus spinifer】(提供鈴木様)